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キャンプに慣れてきたら、コット寝に挑戦しよう

ワイルドワンQualz アルミGI ベットとDODバッグインベッド

ほとんどのキャンパーはテントの中にインナーマットを敷き、寝袋などで寝ていますが、キャンプに慣れてくると様々なキャンプ場に出かけたくなるもの。経験を積み重ねてくると、ベテランキャンパーの中にはコットを愛用している人も少なくありません。私自身、20年前からキャンプを始めましたが、10年を経過する頃から、キャンプの時の起床時に腰が痛いなんてこともしばしば。もちろん、どちらが優れていると言うわけではありませんが、今回はコット寝の魅力について比較を交えながら解説していきたいと思います。

キャンプに慣れてくるとコットが欲しくなる

キャンプの経験値が増えてくると、様々な状況で寝ることが増え、寝具選びが重要となってきます。年に1回か2回しかキャンプに出かけないから不要、なんて思っていませんか?いえいえ、寝具選びはキャンプを快適に過ごすためにとても重要なポイントです。せっかくの楽しいキャンプも、朝起きたら体中が痛い、なんてこともよくあります。そんな時にコットを使用すると、もう普通の地面で寝るスタイルには戻れなくなります。

キャンプフィールドは平らなサイトばかりではなくキャンプ場によって様々。

同じコットでも大きさや重さは違います。

写真のような手入れの行き届いたサイトならともかく、ゴツゴツした地面や、芝サイトでも小枝が下に落ちていたために、寝る時に背中に当たって痛かった。なんて経験はありませんか?コットを使用することで、テント設営時に要する小枝拾いや松ぼっくり拾いなどの手間が省け時間の節約に繋がります。

モノポールテントなどはハイコットが不向きな場合も。まずはハイコットにするかローコットにするか決める

コットと一言で言っても様々なタイプの物があり、どれを選んでよいか迷ってしまいます。まず、高さの選択をしましょう。ハイコットにするかローコットにするか。これは、ご自身で持っているテントサイズにもよって選択肢は変わります。一人用テントや背の低いテント、ワンポールテント(ティピーテント)などは高さはあるものの、テントのサイズによっては壁が斜めになっている分、ハイコットを選択するとテントの壁面に顔がくっついてしまう、なんて状況にもなりかねません。購入する際はよく検討する必要があります。

ローコットのメリットデメリット

DODバッグインベッドを収納袋から出した状態

ローコットの比較対象はDODバックインベッド。バッグにも入りそうな大きさです。

■使用時(約):W1830×D720×H155mm
■収納時(約):W510×D130×H160mm
■重量:(約)2.4キロ
■耐荷重:120キロ  ← 参考程度に考えた方が良い。検証したわけではありませがフレーム強度と捉えるべきでしょう。

両サイドにポールを差し込みます。

テンションも適度にあり、幅が広くて寝心地は快適です。耐荷重120キロとありますが、あくまで参考程度で、幅広な分生地のたるみが早く訪れる気がしますが、品質としては問題ないでしょう。収納袋から取り出した状態から組み立てを開始。

1分15秒

収納袋から取り出し、両サイドにポールを差し込むまでに1分15秒。ここから、4本の足を取り付けます。

脚を取り付け完成
完成までに2分6秒
幅広で寝心地は申し分なし

ちなみに筆者は、コットを組み立て慣れていますが、特に急ぎもせずゆっくり作業して完成までに約2分。若干の慣れが必要なものの、とくに力のいる過程はありません。軽くて持ち運びも楽なローコット。積載に余裕がない方や重たいモノを持ち運びたくない方、保管スペースに余裕が無い場合にオススメです。

ハイコットの代表格GIコットのメリットデメリット

コットの代名詞GIコット

比較対象として、QualzアルミGIベットで検証します。こちらも収納袋から取り出した状態から組み立てを開始。ローコット同様、筆者は組み立て慣れしていますが、ゆっくりと作業します。

■使用時(約):幅190cm×63cm×高さ40cm
■収納時(約):長さ92.5cm×高さ21cm×厚み8cm
■重量:(約)6.65kg
■耐荷重:80kg ← 80キロ以上の方は少し気にした方がいいかも知れませんが、耐荷重120キロのバッグインベッドと比較しても、弱い感じは無くむしろ生地は丈夫な気がします。上述しましたが、おそらく生地についての耐荷重というより、フレーム強度だと思われます。フレームにしても、貧弱ではないためさほど気にする必要はないでしょう。 上記はカタログの仕様。  各社からGIベッドは色々な種類が販売されていますが、昔から変わらずあるもので、GIとはアメリカ陸軍に関する略語です。 自衛隊はもとより警察、消防でも災害時は使用するため、このタイプの商品であればとりあえず外れはないと思われ、重量や色、使い勝手で選択すれば寝ることに関して基本的には問題ないでしょう。ただし、スチール製は強度がある分重量が重いので、積み込みや搬送に苦労するため、体重が比較的軽い方であればアルミ製をオススメします。

重量がやや重いものの、展開することは簡単
19秒で展開は完了

ローコットと比較し、フレームと生地が一体となっているため、展開する場合少し重たさを感じますが、短時間で展開可能です。

写真奥側のポールが長くなっており、手前のサイドポールが短い方です
完成まで55秒

完成までに約55秒。多少力がいる場面もありますが、慣れてしまえばたいした力は要りません。無理に引っ張ってサイドポールを取り付けると無駄に力を使います。設定のコツは、短い方のポールを取り付けた後、長いポールを差し込む際、生地を掴んで充分に引っ張っておくと、最後のポールをスムーズに取り付けることができます。

サイドポールの長さの違いに注意

GIコットはサイドポールを取り付ける際、女性や力がないお子さんが組み立てる場合慣れが必要です。上の写真手前は短いポールが脚側に取り付けられており、頭側に長いポールを取り付けてあります。大小長さが違うポールがあることには意味があり、まず始めに短い方のポールを差し込み、最後に長いポールを差し込みます。長いポールを後回しにするのには理由があり、生地にテンションをかけ引っ張りながら取り付けるため、長いポールを後から取り付けます。頭側、脚側でポールの長さに決まりは無いため、どちらが長くても大丈夫です。

高さの違いを比較

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
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高さは約25センチの差があります

カタログ値では高さに約25センチの差があります。キャンプフィールドで使用する場合、草地や砂利のサイトなど様々な状況が想定され、高い分に越したことはありませんが、所持しているテントやシェルターによって検討しましょう。筆者はスノーピークのリビングシェルや、コールマンのワイド2ルームコクーンを愛用していますが、どちらもインナーテントを使用せず、地面に直接コットを設営しているため、主にハイコットを使用しています。

気になる寝心地は

寝心地に大差はないものの、幅広な分、寝返りなどの動作がバッグインベッドに利点あり。ハイコットは高いため、腰かけてから寝る、ベッドから起き上がって地面に置いた靴を履くなどの動作が楽です。また、小物入れが付いているため、スマホや懐中電灯、その他諸々の小物を収納でき、Qualz アルミGIベットは頭側と足側に2か所収納が付いています。

片付け時間の比較

撤収にかかる時間は、ローコットが約3分。ハイコットが約1分45秒でした。ローコットは取扱は楽ですが、ポールを引き抜いたりする作業にやや時間がかかります。ハイコットは抱えながら収束する感じでやや重たさを感じながら作業することとなります。

ローコットまとめ

  • コンパクトで軽い
  • 設営に力がさほど必要ではない
  • 高価なものはコットがテントに変身(サーマレスト)するものもあり、ツーリングキャンプ等で便利な物がある。
  • ビジネスホテルやペンションなど旅先で使用できる。←(子どもと添い寝プランなどでベッドに制約がある場合、コット持参で快適に過ごせることがある)
  • デメリットは、シェルターで使用する場合、地面に直接設営すると高さが低いため冷気の影響を受ける。
  • 毛布などを掛ける場合、地面に毛布が接地して汚れることがある。
  • 起き上がって靴を履いたり、寝転んだりしにくい。
  • コットの下に物を収納できない。

ハイコットまとめ

  • 高さがあり、寝転んだり起き上がりやすい。
  • 冷気の影響が少ない。
  • 下に物を置ける、収納が付いている製品が多い。
  • ベンチとしても使用可能。
  • 毛布なども使用でき、地面に接地しにくい十分な高さ。
  • デメリットは比較的重たくて嵩張る。
  • テンションをかけながらフレームを固定するため慣れと力が少し必要。
  • 暑い時期に設営すると重たいため汗をかく。

結局のところ、どちらを選ぶのか?

これについては、使用者が男性女性、使用人数や家族の状況により変わってくるため、どちらが優れている訳ではなく、使用する状況次第となります。積載に余裕がある場合や小さなお子さんがいない場合、ハイコットをオススメします。小さなお子さんはコットから落ちることやお母さんと寝たいなど、一人で寝ることに不慣れであることが多く、そのような場合はコットではなく、普通にインナーテント内に寝袋を並べて寝る方がお子さんも安心するでしょう。

設営と撤収にかかる合計時間は、ポールが多いローコットが、1台あたり約300秒。およそ5分。対してハイコットは1台あたり160秒、およそ2分40秒となります。

家族が4人の場合では、キャンプ1回でコット設営および撤収にかかる時間がそれぞれ4倍となり、ローコットが4台で20分、ハイコットが約10分となり、この時間をどう考えるか、後々面倒にならないか検討する必要があります。

インナーテントを使用しないという選択

我が家もそうですが、コットを使用する際はインナーテントを使用せず、直接地面に設営し使用しています。我が家は家族4人なので、シェルター内にコットを4つ並べて使用しています。よく、寒くないのかと聞かれますが、真冬でも無い限りシュラフ等で調節することで対応できますし、せっかくコットを買ったのであれば、インナーテントを取り外して使用することも魅力の一つです。なにせ、インナーテントが濡れる心配や、インナーマットもグランドシートも不要となり、その分のスペースをコット積載に当てることも可能ですので、積載に余裕が無い場合はその点もチェックです。

キャンプ道具は長く使用していると必ず壊れる物。高価なコットはアフターサービスも考慮する

筆者は持ち合わせていませんが、ヘリノックスやサーマレストなど、非常に高価なコットも存在し、使い勝手もさることながら、使用感や品質も問題ないと言えるでしょう。しかしながら、キャンプ道具はいつか壊れます。特に体重のかかる椅子やコットは特に壊れる確率が高くなります。スノーピークやコールマンなどの大手は自社で修理工場もあり対応してくれますが、メーカーによっては高額なのに修理対応不可のものも多く、購入時にしっかり確認しましょう。筆者は20年キャンプをしていますが、一番壊れる物は椅子で、続いて寝具系(マット、コット)の物が傷む確率が高いと思います。

1台で二役をこなす商品もある


Qualz 2WAY ライトビーム コット

コットワン コンバーチブル


Qualz 2WAY ライトビーム コットやコットワン コンバーチブルのように、1台で二役こなす商品も。筆者は2WAYライトビームコットを一度触ったことがありますが、非常にコンパクトにまとまり使い勝手の良い商品です。ローコットかハイコットか迷ったら、いいとこ取りの2WAYタイプを選択するというのもアリですね。ただし、軽量化してある分、脚の形状がややグニャグニャする感じも否めず、可能であれば手に取ってお店で確認すると良いでしょう。

いかがでしたでしょうか。コット寝に憧れるキャンパーも多いようですが、購入を迷われる方の参考になればと思い記事にしてみました。購入していない商品については書くことができませんが、ローコット、ハイコットともにメリットデメリットがあり、ご自身の状況に応じて使用することで、キャンプの過ごし方も変わってくると思いますのでぜひ試してもらいたいですね。

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